ちょっと意外かも知れませんが、「洋館町家」のある伏見稲荷界隈はこれだけ伏見稲荷大社のお膝元にありながら、住民はお稲荷さんの氏子ではなく、氏神さんに当たるのは約２km南にある藤森神社です。藤森神社は由緒正しい古社ですが、馬と関連が深いことから競馬ファンに人気の神社としても知られています。
その藤森神社の春祭りが端午の節句の昨日。境内では駈け馬が催され、神社を出たお神輿が本町通りを北へと練り歩くのが例年の行事になっています。
昨日は絶好のお祭り日和。最近はすっかり外国人観光客に押され気味の稲荷周辺も、昨日ばかりは大勢の地元住民の皆さんが参道に並び、「ホイット、ホイット」という威勢のいい掛け声を聞きながら、藤森祭を楽しんでいました。
◀写真はお神輿が洋館町家の前を通る瞬間を捉えたショット。ちょうど洋館町家の斜め前が辻廻しのポイントに当たるため、祭りの熱気と興奮を間近に味わうことができました。