春はなんとなくユーウツ

春はなんとなくユーウツ

長かった受難の冬がようやく去り、“今日はたのしいひな祭り”。ひな壇を組み立ててるほどのガッツはないので、せめて掛け軸だけでもと思い立った次第。女雛、男雛ともに品のいいお顔をされています。これまで絵の方ばかりに目が行って表装には無頓着だったんですが、よく見ると、天地の無地の裂地に挟まれた絵の周囲には、ひし餅を思わせる色合わせの裂地が用いられています。今頃、気づいた鈍感さはさておき、昔の表具屋さんの細やかな心遣いを感じましたね。

 

さて、昨日の雨から打って変わって晴天になったものの、肌寒さはまだまだ。季節がせめぎ合ってるようなこの時期にふさわしいジャズ スタンダードナンバーというと、やっぱりこの曲でしょうか。

Spring can really hang you up the most.

<春はなんとなくユーウツ>とでもいうか、不安定な春の気分の歌みたいです。主人公は春風邪でも引いたのか、お医者に行ってサルファ剤(抗菌薬)と黒糖を処方してもらったとかいうくだりも出てきます。メロディの方も耳に新鮮で誘引作用みたいなのがあり、もっと聴きたいと思わせられる一曲です。

 

今年の春にはまさにドンピシャかも知れません。歌モノも、演奏モノもあります。Uチューブってみられては??